スザンヌみさきです。ここ10日間、毎日ずっと股間が痛くてかないません(涙)しかし朗報。尿道の痛みはだいぶおさまりました。
いまは尿道のズキズキも少しになり、おまたがむず痒くて痛いくらいです。
毎日ずっと痛くて股間が痛くない感覚がどんなものなのかわからなくなってきました。マヒしてるのかもしれません。
さて、性別適合手術から10日目となり、ダイレーション作業が始まりましたので、激烈に痛かったよ体験談をここに記していきます。
ダイレーションとは棒を穴に突っ込む作業
ダイレーションが何か知らない人のために説明しますと、ダイレーションとは手術で作った女性の器である膣(ちつ)を拡張する行為のことです。
パッと見、大人の遊具で挿入行為をしているようにしか見えません(汗)ていうか穴に棒を入れる時点で客観的に見たら同じ事をしてます。
激痛で叫び、声が響き渡る悲鳴
一言で言うと痛かった。
性転換してから私の股間のブツはずっと沈黙を守っていた。
手術部位は腫れていて出血も続いています。まだ感覚もあまりなく、神経も繋がっていないような鈍い感覚しかありません。
なのでそこに穴が増設されている感覚はいまだにないのです。
だから棒なんて入るわけないでしょ、そこ穴ないですから!残念!
と、思いつつも、有無を言わさず看護師はダイレーター(棒のこと)を私の尿道様と黄門様の間にある部位に差し込む。
頭で理解はしていた。
そこにはS字結腸を利用して作った「女性膣類似物」が増設されているはず。
しかし、上記の通り、感覚はまだ鈍く腫れていて触覚も戻ってはいない。
しかし、棒を突っ込まれると痛いのである。
尿道カテーテルを入れ替えた時の激ほどではないが、傷口に棒を突っ込まれて無理やり広げられていく感覚。
ウホォォォ!
なんだこの感覚は!
気づいたら私は叫んでいた。
イタタタたたたた!
アウゥゥゥゥ!ひぃぃぃ!
部屋の中をこだまする私の叫び声。そしてそれを沈めるように看護師は優しいことばを無慈悲に「リラックス、リラックス」と言う。
その表情は一点の曇りもなく、ただ冷静。通常営業のような涼しい顔、そこに無慈悲を感じる。
初体験なので優しいブツを挿れてあげなさい
ダイレーターは直径2.5cm程度の白いプラスチック製の棒だ。例えるなら油性ペンの「マッキー」の太いやつくらいだろうか。
人の親指よりも少し太いくらいの直径。
長さは20cmくらいあるが、私は15cmくらいしか入らなかった。
ダイレーション(棒を突っ込んだままにすること)中に少しでも動いたら内臓やられそうな怖さがあって身動きできない私。それ以上ダイレーターを押し込む勇気もなく、ただひたすら痛みに耐える。
手術後はとにかく痛みに耐える。耐えて耐えて耐える。それが日常になっていく。
痛いが耐えるのはここ最近の日常になっていた。というわけでなんとか耐えられる痛さだった。
次のダイレーション時はこの痛みも軽くなっているのかな?
そんなことを願いながら、大きく深呼吸して、力を抜いてリラックスしようと努力する。
そうすると少しずつ痛みはおさまっていった。
カタイ棒を穴から抜いた後の爽快感はなぜ
ダイレーション初日は30分だった。明日からは毎日1時間のダイレーションを2回やるそうだ。つまり一日トータルで2時間。
初回のダイレーションは苦しくて痛いかったが、終わってからダイレーター(棒状のもの)を抜くと、私の股間はなぜか爽快感が走った。
その日のバンコクの天気のように青く晴れて、爽やかな風さえ感じた。
いままでなにか詰まっていたものがとれてスッキリしたような。
3日ぶりのウンコをどさっと出した後のような爽快感だった(笑)
痛いのか爽快なのかよくわからないままダイレーションは終わり、滞在先のマンションに戻った。
明日からのダイレーションはこの爽快感ぎまた訪れるのだろうか。痛みは減るのだろうか。
穴に棒を入れる怖さや不安が少しは減るのだろうか。
そんなハラハラドキドキな気分である
色々心配させること書いたけど、身体はかなり元気を取り戻してます
ダイレーションはびっくりしたけど、日常生活はかなり楽になってきています。立って歩くのも平気になってきましたし、尿道の痛みもかなり減ってきました(まだ痛いけど)
食事も固形物をちゃんと食べられるようになり、腸もしっかり元気に働いてて、ウンコもりもり出ます(笑)
まだ辛いものなどの刺激物や、消化にエネルギーを使う生野菜やフルーツ類は食べちゃダメなんだけど、米やパン、肉などはかなり食べられるようになりました。
お腹のハリもほぼ消えて、痛みもほとんどありません。軽い筋肉痛みたいなのがあるくらい。
術後の大変さと比べるとすごく元気になってきてます。生きる希望がどんどん湧いてきてます
笑顔も増えたかなあって自分でも感じられるようになりました。
まだまだ回復途中なので、今後の変化にも期待してます。
明日に備えて、そろそろ寝よう。おやすみ
痛みが絶叫になるくらいなレベルなんですね。
命懸けですね。
生易しい事ではないと改めて感じました。
とにかく多少なりとも収まって来ている様で安心しました。