性転換手術後のダイレーションが死ぬほどキツイので造膣を迷ってる人に物申す。やめておけ

スザンヌみさきです。タイのガモンホスピタルで2019年7月6日に性転換手術(S字結腸)しました。

この記事を書いている時点で手術から1ヶ月と3日がすぎました。

ドMじゃないと、ダイレーションは激痛と鬱の毎日に嫌気が指す

ダイレーションというのは、性転換手術で作った女性の器(膣)が塞がらないように棒を突っ込んで拡張する行為(こうい)のことを言います。

シンプルに言うと、傷口が塞がらないよう穴に棒を入れて穴を広げていくわけです。

ピアスの穴拡張をしたことある人ならイメージできると思います。

で、結論から言うとダイレーションは苦痛でしかありません(笑)

ネットで色んなMTF(男→女)さんが性転換手術後のブログや体験談で「激痛」とか「しんどい」とか書いてますが、その通りかもしれません。

しかし。

激痛と言っても泣き叫ぶほど痛いわけではなくて、ジンワリ涙が出てくるほど痛い時がたまにあるってくらいです。

特に、穴を拡張するため、ダイレーション用のスティックのサイズを大きくした時は、ため息出るくらいの痛みはあります。

「はぁ、なんでこんな事しないといけないんだろ」

そうやってふと冷静にグチが出るくらい苦痛ではあります。泣き叫ぶほどではありません。嫌な汗がダラダラ出るくらいの痛みです。

その痛みは棒(ダイレーター)を挿れる時が最高潮に痛くて、奥まで挿れた後は鈍痛がジワジワ、ピリピリ続く感じです。

1時間ほどそのままダイレーターツッコミっぱなしなので、早く時間が過ぎてほしいなと切実に思います。まぁ、痛いです

ダイレーション中は苦痛であるし身動き取れないので、YouTubeなりアマゾンプライムビデオなりで、気分が明るくなることをしないと鬱になりそうです。

私はダイレーション中は何か自分のためになる事をやろうと決めているので、ブログ記事を更新したり(今もダイレーションしながら更新してます)スマホで本を読んだり、YouTubeで動画編集テクニック解説してる動画など見ています。

幸いなことに2019年の今はダイレーション中もYouTube見たり、Kindleなど電子書籍でヒマを潰したり勉強できるからいいですね。

それにYouTube動画も電子書籍(Kindle)も星の数ほどコンテンツがあるので、飽きることなく情報収集できます。嗚呼いい時代になったもんだなと心底思います。

私は造膣すべき?即わかる判断基準がこちらです

ここから先は少しスケベな話に聞こえるけど、超マジメで真剣な話をします!!

私もよくMTF(男→女)の当事者から相談されるんですが・・・

造膣するべきか?しないべきか?

判断に困ることありますよね?

特に40代から性別を変えるために動き始めたMTFさんや、恋愛対象が女性のMTFさんにとっては判断基準が欲しいものと思います。

なので、即日で即断できる超シンプルな判断基準をお伝えしますね!!

この「たったひとこと」の質問に答えるだけであなたが造膣するべきかしないべきか?を判断できます

それは・・・

この先、挿入行為を伴うセックスや自慰(オ◯ニー)をバンバンやるつもりがありますか?

たったこれだけ。

たとえば将来的に恋人などパートナー作ってエッチをする気持ちがあるのか?

パートナーが居ない、またはすぐ作らないとしても、自慰(オ◯ニー)などを今後定期的にやっていく気持ちがあるのか?

すごくスケベで下品な質問なんですが、そもそも造膣するってそのための手術なのでこれはすごくマジメに考えるべき質問です。

で、私は当然ながらイエスなのでわざわざ身体的な負担も金銭的負担も高いS字結腸でSRSしました。

なんでわざわざこんなことを赤裸々に書かないといけないんだと思うとイラッとしますが(笑)判断基準としてはシンプルで分かりやすい質問だと思うのでご紹介しました。

まぁ要するにそう言うことだ!

レズビアンだから造膣しないなんて偏見甚だしくてイライラする

MTFの中には女性が恋愛対象の人もいます。要するにレズビアンですね。

レズビアンだから造膣しないと言う人もいますが・・・世の中のレズビアンって膣使わないのか?それは間違いです。

知ってる人からしたら当たり前と思いますが、同性カップルの間にはタチとネコというものがあり、リバというものもあって。

そこらへんはもう恥ずかしいので自分で勝手にググって調べて下さいなんですが、よーするにレズビアンだから造膣しないはなんか大切なものを見落としているんじゃないかと思うスザンヌみさきです。

もちろん個人の自由だから好きにしてもらえればいいんだけど。

造膣とダイレーションキツイのまとめ

ぶっちゃけると造膣後、作った穴を将来的にも使う気マンマンだったスザンヌみさきは迷うことなく性別適合手術で造膣しました。

造膣しないなんてありえないでしょ?

そう思っていたし、塞がりにくく実用的なことを考えてS字結腸を選びました。

しかし、手術してみるとダイレーションはキツイし苦痛。

将来的に使うんだ!だからちゃんとダイレーション頑張らなきゃ!って気持ちがモチベーションを保っていますが、それでもときおり鬱になるほどダイレーションが苦痛になる事はあります。

気分転換のためにダイレーション中も気持ちを盛り上げるよう動画見たり読書してやっと気持ちを保っています。

ダイレーションって一回二回やる分にはそんなに苦痛ではありません。痛いけど慣れます。

でも手術10日後から今日まで毎日欠かさず2回やるのは大変。

1回1回の苦痛が少なくても、積み重なるとノイローゼになりそう。だれか応援してくれる仲間がいるなら別だけど、一人でやるのは鬱になりそう。なので気分転換になること探した方がいい。

性転換手術で造膣するかしないか?

迷っているなら、この先の将来であなたは作った膣を使って、セックスなりG行為なり楽しむお気持ちがあるのか。そこをモチベーションとできるのか?

よく考えて欲しい。

10代〜20代に聞くのは愚問でしかないが、40代以上のMTFさんは自問自答してみてください。

その結果、「造膣しないなんてありえないでしょ!」と感じたら造膣すべきです。

いや、そう即答出来る人はそもそも造膣するかしないかで悩んでないと思いますが(笑)

個人的な意見ですが、私としては50になっても70になっても下半身が元気なオナゴでいたいと思うので、エロを恥ずかしがらないで堂々と自分に素直に生きて行こうと思ってます。

おわり

日記:ぶち切った大腸もここまで元気になりました

牛角にて撮影
先日のイベントにて

まだお酒や刺激物は食べない方が良いので食べてませんが、食事量はガンガンに増やしています。

今の季節は外も激アツで夏バテになりやすい時期ですが、私はガンガンに食べてます。

ウンコもモリモリ出てます(笑)

腸が元気ってのは素晴らしいことですね。健康で腸がしっかり機能してるからこそ食事ができて水も飲めて、ウンコもオシッコもモリモリドサドサ出るわけです。

当たり前のことかもしれませんが、タイでの入院生活やトラブルのことを思い出すと今がどんなに幸せなのかと感じます。

生きてて良かった。生まれてきて良かった。

今日まで諦めずに生きてて良かった。人生に感謝ですね

性転換手術をしたい人の相談に乗っています

スザンヌみさき(このブログ管理人)は性別を変えたい人の相談に乗っています。

主に男→女に性別を変える人の相談に乗っていますが、女→男に性別変えたい人の相談にも乗っています。

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スザみ
男性に生まれた人でも見た目や身体を女性に変えて生きることは十分可能です。

私がコレまでアドバイスした方々も短期間で見た目を女性に変えて今では女性で生活している人も多いです。

中には性別適合手術をして、心も身体も戸籍も女性になって第二の人生を送られている人もいます。

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ABOUTこの記事をかいた人

2011年からGID-MTF向けに性別変更情報とサポートをしています。今まで性別変更された方は数十名、手術をした方々は合計120名を越えました。おかげさまで「女性として生活できるようになりました!」との意見もたくさんもらえています。女性で生きるだけではなく、人生を楽しく豊かに生きるための情報も発信中です。ご連絡はお気軽に。スザンヌみさきへの連絡フォーム