カンタンに言うとこういうことです↓↓
声変わりした男性の声帯でも女性の声は出せます
そもそも「女性声とは?」
カンタンに言うと、
・170ヘルツ〜300ヘルツの音域
・倍音が少ない声
以上たった2つのポイントを抑えている声が「女性声」です。
170ヘルツはこの高さ↓↓
そして300ヘルツの音がこちら↓↓
実は、170~300ヘルツの音域って、ガッツリ声がわりした男性でも出せる高さです。
なので、変声期を過ぎた人でも女性の声が出せるんですね
詳しい解説は「【声パス】声変わりして男声になったMTFがボイトレで何すれば女性声になるのかまとめました」で話しているので、今の声をより女性に近づけたい!女性の声について純粋に知識欲が湧いてきたぁぁぁぁ!
と、感じたら読んでみてください。
(勉強熱心な人は大好きです)
「声を高くする手術」もあります
手術によって声を高くする方法もあります。
ボイトレを死ぬほど頑張ったけど、全然結果が出なかったり、ボイトレが面倒に感じたら検討してみるのもいいかもしれません。
※とは言え手術後はボイトレが必要になりますが
声を高くする手術は・・・
- 甲状軟骨形成術4型(輪状軟骨接近術)
- 甲状声帯襞縮小手術
- 声帯短縮術/前癒合後進術
以下3種類あります
関連記事→「「甲状軟骨形成術4型」と「声帯襞縮小術」ってどっちがいいの?」
手術とボイトレはどっちがおすすめ?
私は21歳の時に京都の病院で「甲状軟骨形成術4型」を受けました。
手術は大成功したらしく、110ヘルツ以下の低い声が出なくなりました
その時の体験談は「甲状軟骨整形術4型-声を高くする手術-から6日経過の体調」で書いてます
女性声の条件は
・170ヘルツ〜300ヘルツの音域
・倍音が少ない声
以上2つです。
手術では音域はクリアできますが、倍音の少ない「男らしさを抜いた声」を出すにはボイストレーニングが必要になります。
というわけで結局ボイストレーニングしたほうがいいと私は思いますよ。あくまで主観だけど
声パスするには「メラニー法」が必要?
メラニー法とは、MTFであるメラニーさんが発案したボイトレ方法です。
メラニー法をよく知らなくても、女性声が出せるようになった人は大勢いるので、メラニー法にこだわらなくていいと思います。
私もメラニー法は名前を知ってるだけで、練習方法は知らないです
ボイトレってなんか難しそうですけど、本当に難しいのはボイトレではなくて、「ボイトレとの向き合い方」なのだと私は思います。
それは「【性同一性障害】MTFの声の女性化は意外とカンタンです。メラニー法?手術?誰でも気軽に女性声を手に入れられます」でも話しておりますですます
女性声をマスターするまでの時間は?
非常に残念ながら
3年以上かかります
でも、勘違いしないでください。
これは3年後に突然女性声になるという意味じゃないです。
ボイトレを続けると徐々に変化していき、3年くらいで完璧な女性声になるという意味です
これは日常生活もすべて女性声になり、24時間365日ずっと女性声を無意識に使えるようになるのが3年くらいって意味です。
「女性に聞こえる声」くらいなら未経験者でも1ヶ月くらいで出せるようになります。
スザンヌみさきのボイトレ体験談
私が本気で女性声のボイトレをやり始めたのは2012年の3月頃です。
ネットで知り合ったMTFさんと通話した時に、その姉さんがあまりにも可愛くて美しくて色っぽい声だったので、超羨ましくなり、本人に色々と声の出し方を効きまくりました。
それがきっかけでボイトレにのめり込むようになりました。
女性声の練習をした場所は?
お風呂に入ってる時や、トイレにこもってる時、車を運転する時、外に散歩に行った時などなど。とにかく時間と場所を見つけてはボイトレをしまくっていました。
箱根の峠を降りながらボイトレしてたのは今となってはいい思い出です(笑)
当時は長澤まさみさんのモノマネや、レディー・ガガのCDをガンガンに書けながら同じキーで歌ったりしてました。
最大の障害は何だったのか?
当時のメモを読み返すと「自意識が最大の敵だった」と書いてありました(笑)
当時は母親と一緒に住んでいたので、親の前で女っぽい声を出すのが超恥ずかしかったし、「気持ち悪いやつだな」と思われるのが怖くてビビっていたとメモに書いてありました。
誰が言ったわけでもないのに、そういう妄想にかられて身動きが取れなくなっていた。
親の前ではつい低い声で喋ってしまう
と、当時のメモには書いてありました。
やっぱり、一番自分のことをジャマするのは自分のメンタル(心)ってことですねぇぇぇぇ。これは肝に銘じておかないとです
女性声になっても1年は練習を継続した
ボイトレを3ヶ月も続けると女性声も安定して出せるようになりました。
でも、気を抜くと声が低くなってしまうので、気を抜かないように日常生活はずっと女性らしい声になるように意識しました
その時の動画がこれ↓
ボイトレはちょいと難しく感じることもあるけど、自分の声が大嫌いなMTFにとっては、自分の嫌な部分を消せるしおすすめだと思います
ボイトレ初期は自分の声を聞いて「キモいなー」と嫌になることもあるだろうけど、それは誰もが通る道なので仕方がないです。
私もそういう期間があったけど、その期間を通り過ぎればだんだん良くなっていきますよ。
60代でもボイトレ頑張ってるMTFさんもいますよ。詳しくは「声を女性にすべくボイトレ頑張ってるお客様の行動力と熱意が半端ないんです。60代の方ですがすごい」で書いてまーす
声パスするようになってからも、ボイトレは継続してます(主に歌声)
沖縄に引っ越してからは、三線の練習と、歌の練習をしてるんだけど、振り返ってみると歌唱力が少し伸びた気がします。
まだまだ満足できるレベルじゃないけど、以前よりも良い声が出せるようになったので個人的には嬉しく思ってます。
声パスや、ボイトレってそんなふうに「楽しみながらやる」のが一番結果に結びつくと私は思ってます
声パスしたいMTFさん向けボイトレ教材もあります
声パスするためのボイトレ方法をまとめた教材も作ってまーす。
こちら→「声パスボイトレ正攻法」
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声パスする人の特徴
元々地声が高いとか、関係なしに声パスする人には共通の特徴があります。
それは自分の声を客観的に判断できる人です
ボイトレ期間中は、色々な声をだすので、「気持ち悪い」とか「嫌だなぁ」って気持ちになるのが普通です。
でも、「どうしたらこの声を改善できるんだろう?」とか、「なぜこの声は男っぽく聞こえるのだろう?」と、自分の声を分析できる人は上達が早いです
ボイトレでは録音した自分の声を聞いて、お手本と比較するのが効果的なんだけど、これは自分のダメな部分を自覚して、改善するために超重要な作業です
この時、感情に支配されて「キモイ」「嫌だ」「もうやりたくない」という気持ちが出てくるとボイトレを諦めてしまう原因になるんですね。
客観的にみたら確実に成長しているし、声も変化してるのに嫌になって辞めてしまう。
これを「挫折」と言うけど、挫折は失敗ではなく、ただ中断状態なだけです。
挫折は何回やっても大丈夫です。
私もボイトレは何回も挫折しました。
挫折したけど、またチャレンジして、継続したらうまくいきました。
挫折は失敗じゃないです。
ダメでもなんでもないです。
ただの通過点で、成長途中ってだけです。
目標達成までやり続ければOK。諦めないのが大事。
ってことで、おわり