最後までみたら、たった1日でGID診断書を取得する方法がわかっちゃいますよ!YOチェケラッチョ!
性同一性障害の診断書はどこで手に入る?
基本的には精神科、メンタルクリニックで取得できます。
そのほか、美容外科や産婦人科の先生が書いた診断書でもOK
名前の変更などは産婦人科の先生や、美容外科の先生が書いた診断書でも可能ですよ。
※詳しくは「【女体化5】女性名へ改名するには?」でも解説してます
GID診断書をたった1日で取得できる?
病院によっては性同一性障害の診断書を1日で取得できるところもあります。
私も東京都のとあるクリニックでGID診断書をもらってきました。
詳しくは「[GID]性同一性障害の診断書を30分で取得してきましたin東京都」で解説してるので、参考にどうぞ
行きつけの産婦人科の先生に書いてもらった時の話
私が女性ホルモン注射をしてもらってる産婦人科の先生にお願いして、診断書を出してもらったこともあります。
その時の体験談は「MTFがGID診断書をたった1日で取得する方法について体験談を話しました」で詳しく説明してます。
↑この記事かなり人気で、多くの方々に読まれてます。
しかし、戸籍の性別を変更する時は、2名の医師による診断書が必要になります
長年クリニックに通っているのに、未だに診断されない問題
1年ほどカウンセリングに通っているけど、毎回同じ質問で、進展してる気がしません。普通こんなもの?
という質問がありました。
同じように「カウンセリング長くない?」って悩んでるGID当事者も多いと思います。それについて動画でお返事しました。
詳しくはこちらの「【GID診断書】のカウンセリング内容が毎回同じで意味ないんじゃないかと思うんだけど。高校生から質問」をどうぞ
注意:診断書の発行を断られることもある
病院の先生によっては性同一性障害の診断を断る場合もあります。
これは色々な理由があるので詳しくは「性同一性障害(GID)の診断が下りない、断られる原因と対策方法とは一体?」を読んでみてください
現在の「見た目の女度」によっては診断書出さない先生もいるようです。
性同一性障害の診断には、見た目も行動も左右されます。
これは性同一性障害のガイドライン(4版改)にも「ジェンダー・アイデンティティの判定」という部分で明記されています
(以下引用)
診断の手順については、以下に示すとおりこれまでのガイドラインと基本的には同様である。次に示す手順に従って、性同一性障害についての診断を決定する。
(中略)
(1)詳細な養育歴・生活史・性行動歴について聴取する。
日常生活の状況、たとえば、服装、人間関係、職業歴などを詳細に聴取し、現在のジェンダー・アイデンティティのあり方、性役割の状況などを明らかにする。また必要に応じて、当事者の同意を得た範囲内で、家族あるいは当事者と親しい関係にある人たちから症状の経過、生活態度、人格に関わる情報、家族関係ならびにその環境などに関する情報を聴取する。そのうえで、ジェンダー・アイデンティティについて総合的多面的に検討を加える。(中略)
③反対の性役割を求める
性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第4版改) より引用
日常生活のなかでも反対の性別として行動する、あるいは行動しようとする。しぐさや身のこなし・言葉づかいなどにも反対の性役割を望み、反映させる。
(3) 診察の期間については特に定めないが、診断に必要な詳細な情報が得られるまで行う。
カンタンに言うと「性別に悩んでるんなら、女になりたいんなら少しくらいは努力してるよね?」ってことを見るという意味じゃないかな。
そう私は思うのです。
なので、ヒゲを伸ばしていたり、言動が男っぽかったら「GIDだとは認められないなぁ」ってお医者さんも判断するのかもしれないですね
「女らしさ」を隠すため逆に男らしくするMTFもいる
自分の心にある「女らしさ」を隠すために男らしくなろうと努力するMTF当事者もいます。私自身もそうでした。
「女になりたい」とか「女性で生活したい」って気持ちを押し殺すために、身体を鍛えたりヒゲを伸ばしたり「男らしくなる」努力をする人も少なくはないです。
そんな姿を見ていた周囲の人にとっては「まさかあの人が女になるなんて!」って驚くこともあります。
当事者としては、「女になりたい気持ち」が勘違いであってほしいし、いっときの「気の迷い」であってほしいと願って男らしく振る舞うのでしょう。
(わたしもそうだった)
※小西真冬さんについては「『生まれる性別をまちがえた!』の小西真冬先生とお茶して、仕事や女性化のことを楽しく話してきました」で書いてます
↑花嫁は元男子でも有名な「ちぃ」さんも似たことをマンガにしてました
一生懸命男らしくなろうと努力してみたけど、やはり男社会や男の身体に馴染めなくて心の性に気づく人もいます。
これは個人差があるので、10代〜20代で気づく人もいれば、50~60代になって気づく人もいます。
40代以上の人は、子供が高校生になり手がかからなくなったとか、離婚したとか、転職をしたとか、そういうきっかけで気づくことも多いようです。
自分の心とガッツリ向き合う時間ができた時に気づく傾向があるみたい
自分の心の性別が男か女か判断できない時は?
そういう時はジェンダークリニックに行くべきなんだろうけど、簡易的に今すぐ判断したいと思ったら「性同一性障害の診断方法と診断基準を日本一わかりやすく解説してみたよ【セルフチェック】」を読んでみてください。
医学的根拠はないけど、自分の心の奥にある本音には気づけるかもです。
GIDの診断に必要な「自分史」の書き方は?
GID診断にあたり、とりあえず「自分史」が必要になります。
自分史とは、性別違和を感じてから今日までの自分の歴史、エッセイみたいなものです。
病院によっては、箇条書きでOKって所もありますので、実はそこまで難しくないです。
自分史の詳しい書き方については「性同一性障害(GID)の自分史ってなに?MTFの書き方を解説してみた。」で書いているので参考にどうぞ。
スザンヌみさきの「自分史」も書いてあるので参考になるかも??
GID診断書があると有利になること
性同一性障害という診断があれば、会社での扱いをその人の望む性にするよう、会社側も努力していく必要があります。
カンタンに言うと、会社が「お前は男なんだから男らしくしろ!」とか「髪の毛を切れ!」とか「男の制服じゃないとダメだ!」と無理強いすることができないって意味です
そういう裁判の例もあるので、気になったら「性同一性障害(GID)を理由に従業員を今すぐ解雇できますか?」を読んでみてください
いちおう裁判結果としては、GID当事者の主張を認めるような結果が出てますが、世の中には労働基準法を守らない企業などもあるので、100%絶対に女性で扱ってもらえる保証はありません。
そこは会社が決めることなので、可能ならば悪い会社は辞めて良い会社に転職するのなどの方法を考えるのもありだと思います。
GID診断書にまつわるエトセトラ:まとめ
性同一性障害の診断書は基本的に精神科・メンタルクリニックで書いてもらうのだが、産婦人科や美容外科で書かれたものでも問題ない。
実際に、産婦人科医が書いた診断書で改名できた例もある。
しかし、戸籍の性別変更は2名の医師による診断が必要なのでご注意
GID診断書は1日で手に入れることもできる。
実際にスザンヌみさきは1日でGID診断書を手に入れた。
GIDの診断はMTFの場合「今まで女らしいことをしてきたか?」が重視されます。
そして。
今現在も女性らしいことをしているのか?
逆に男らしいことをしていないか?
これも判断材料になるので、今の見た目や言動が男っぽすぎると診断されない可能性もあります。
対策としては、今からでも間に合うので、自分が望む性になるため行動を変えていくことです。
おわり
もし、「服装」や「髪型」を変えることに抵抗があるなら、まずは心理的な抵抗がないものからチャレンジすればいいと私は思いますよ。
次の記事→「3.女性ホルモンについて」