前回記事で「エッセンシャル思考まじパネェ」て話してたけど、ぶっちゃけ実践するのはむずいよね。
できたらいいなとは思うけど、思うのと実行するのは雲と泥との差があるよ。
理想論語るのはいいけど、現実を見ろクソが!
と、言いたくなるのも無理はない。
今回は
「断捨離もできないよ、瑣末なものなんて捨てられないよ!」
「人間関係なんてそんな簡単に切られるワケないだろ」
「捨てられない思い出タップリのものがあるから無理。」
「あなたにはできても私は無理」
「やりたいけど、具体的なやりかたはどうなの?」
そう思ったあなたに向けて書く。
モノを捨ててスッキリするとできること
Befor びふぉー
After あふたー
部屋の荷物まとめて捨てて、空気清浄機を買いました。
空気をキレイにしてると頭が冴えて作業効率UPにものすごくいいらしいです
(今のところ実感はありません(笑)
本当に掃除したし、断捨離したんだよって証拠写真だと思ってください。
で、私はエッセンシャル思考を実践すべくまず家の中の掃除から始めました。
掃除とは「ちらかったモノをキチンと整える」だけじゃなくて「いらないモノを捨てる」ことも重要です。
ただこの「いらないもの」の基準が曖昧だったり、基準が低いとなかなか物が捨てられず、結果的に物が減らない→整理できない状態になります。
よく断捨離ダンシャリ言いますが、あれようするに「モノへの執着なくそうぜ」ということなので、「いらないもの」の基準を自分が思っている以上に上げる必要があります。
普通なら
いらないもの → 不必要、もう使わない、ゴミ
という基準なんでしょう。
じゃ、「いつか使うかもしれないもの」は捨てられないですよね。
いつか使うかも知れないんだから。 来年か再来年か、10年後に使うかもしれません。
また「思い出があるもの」も捨てられません。
10年前の仕事に使った資料とか、新入社員だった時に使った研修の資料とか(笑)
思い出ですからね!大切ですよね
富士山登ってくれ
部屋の掃除をするとき、いらないもの・いるものを分ける基準は「いまから富士山登山にもっていくもの」くらいに考えてみてください。
登山ってことは、残しておける荷物は最低限に抑える必要があるし、それでいて重要なものを捨てるワケにはいきません。
つまり、「重要なもの」「そうでないもの」を明確に分けなければならない。
ガラクタ持っていっても登山には使えないので、ムダなものは抑えつつ、必ず必要になるものを選んでみよう。
登山でいうと、
・登山靴
・食料
・防寒着
・帽子
・怪我した時の応急処置道具
などでしょうか?
鹿児島の霧島山くらいしか登ったことないのでわかりませんが、少なくとも家庭用ゲーム器とか、お歳暮の包み紙とか、見た目がキレイな箱とか、水着とか、自転車のヘルメットなどは持って行かないでしょう。
より良いものを、より少なく持っていくはずです。
タオルなら、ビリビリに破れてて臭いや汚れが染み付いたものより耐久性・吸水性があって丈夫なもの。
靴もサンダルとかスニーカーよりも登山靴(トレッキングシューズ)を履くはず。
余談ですが、登山用品のブランド物って、素人から見るとやたら高いイメージありますけど、登山愛好者は持っていける荷物の少なさや、重い荷物がどれだけ負担になるのか分かっているのでしょう。
軽くて、丈夫で、長持ちして、安全で、信頼できる物を使おうと思えば、おのずとブランド品の良さがわかるものです。
(サバゲーも同じことが言えます)
脱線しまくってきたので、もとに戻しまそう
部屋の掃除です。
部屋の掃除でいうと、あなたのライフスタイルで特に重要なもの以外は捨てる感覚です。
重要度100~90のモノだけ残して、 重要度89~1のものはゴミ箱生き決定。
絶対にイエスと言えないなら、それはすなわちノーです
それがエッセンシャル思考
重い荷物は負担になる = いらないものを部屋に溜め込むと生活に負担になる
と、考えてみてください。
「いつか使うだろう、来年また使うかもしれない」っていう心があなたの負担になるのです。
場所を取るという物理的な意味でも、心のなかにもやもやとした「未完了アクティビティ」を抱える精神的な意味でも負担になります。
具体例はこちら
私の場合、仕事で使うしプライベートでも使う重要なのが
・パソコン
・ネット環境
・BGMかける用のコンポ
・布団
・テーブル
・机
・ワンダーコアー
・靴
・化粧品
・携帯電話
とかですね。恐らくあなたも「いやそれ当然だろw」って思ったかな?
書き出すとキリがないのでこれくらいで抑えときます
で、重要なのは「絞り込む」ことです。
タオル・服・靴・食器などは必要だから残しとこう。
当然そう思いますが、本当に必要なのは2~3コかもしれません。
タオルって1人暮らしでも10枚は平気で越えますよね?
食器も大皿、小皿、取り皿、魚用、カレー用、グラタン用、マグカップ、グラス、ビール用、ワイン用などなど…
それ本当に必要なのか?割れたり、なくしたらまた買い直すほど必要か?
こだわる気持ちはわからんでもないが、純粋に「液体飲む」だけだったら、コップが2つあれば十分です。
(熱いもの用・冷たいもの用)
ワイン用、ビール用、カクテル用、コーヒー用とかとか、分けた方が雰囲気タップリ最高なのはわかるけど、食器の置き場所に困る数だとしたらそれは問題。
レストランじゃないんだから、最低でも1種類あればOK
私はマグカップ(コーヒー用)とガラス製のグラスしか持ってないんですが、それでも使わないのがあるので捨てました。
新品同様に使える見た目だったけど、どうせ100均で買ったやつだし…
そうやって捨てたけど、まだまだ余ってると感じてるくらいです(明日また捨てます)
「食器をたくさん持とう」と考えると1つの食器は100均で良いやって考えるけど、「たった2つしか持てない」と思ったら1つの食器に1000円くらいかけてもいいなと考えるでしょう。 先ほどの登山用品のブランド高いなって話もようするにそういうことです。
たくさん持てない。だから1つ1つを大切にしよう。
本当に必要な重要なものだけを残して、あとは捨てる。
モノを増やさないルールづくり
私の家には個人用のちっちゃいタンスがあります。
それに収まりきれない服は捨てるんです。
夏服~冬服合わせてタンス1つだから、けっこう厳しいけど以外とイケます(笑)
1シーズンにつき5~6着の服を着回してる感じ。
下着はシーズン関係ないので応用効きますね。
服はこのタンスに入るだけしか所有しない
そうやってモノを増やさないルールを作ってます。
食器も似た感じですね。
「この棚に収まる分しか所有しない!」って感じ。
食材なら「冷蔵庫に収まるぶんだけ!」って感じですね。
…はみ出してるのもあるけど(笑)
捨てることからスタートする理由
今日は断捨離ダンシャリの話じゃ終わらないよ。
モノを捨てるのはエッセンシャル思考を実践するための第一歩です。
スタートです。
モノを捨てると部屋が広くなるので、作業効率は良くなるわ、家の中が快適になるわ、ハウスダスト減るわ、整理整頓しやすいわ、モノを無くしにくくなるわ、良いことばかりです。
また、散らかってない部屋は精神的にもかなり良いです。
イメージしてみてくださいよ。
部屋の中を見渡したら、抜け落ちた髪の毛、鼻を拭いたティッシュ、動線を邪魔する家具配置、なんの資料かもはやわからない書類の山、2周間前の折込チラシ、一ヶ月前の雑誌、脱ぎ捨てられた服。
テーブルの上には、おとついラーメン食べる時に使ったラー油のビン、醤油がこぼれてできたベタベタ などなどなど…
そんな状態で「ああ、清々しいな、爽快だなぁ!」って感じれないですよね(笑)
一番落ち着ける家の中で一番落ち着かないってどうかしてるぜ(笑)
キッチンにはスーパーやドラッグストアで貰ったビニール袋をまとめたモノが30コくらい大きめのビニール袋に入ってるワケですよ。
マトリョーシカかよww 何十個のレジ袋消費するのに何ヶ月かかるのでしょうか。
貯めこむ数と消費する数の割合は 7:3くらいになってないすか?
半年前にもらったギフトの包み紙がキレイだったとか、入れ物の紙袋がオシャレだったとかいう瑣末(さまつ)な理由で、紙袋ストックは何十枚目になったのでしょうか…?
それ本当に必要なんだろうか? 1つ100円で売られてたら買いますか?
たぶんタンスの中はもっと酷そうですね。押入れの中とか数年前に買った「買った理由が思い出せない」思い出グッスが安らかに眠ってるかもしれません。 見ただけで掃除する気を全力で削がれそうです(涙)
エッセンシャル思考になるのも、断捨離して部屋をスッキリさせるのも、1日じゃ無理です。
溜め込んでたら1ヶ月とか2ヶ月かかるかもしれませんね。
でも、たぶん3日やる前に諦めてしまうので、1年過ぎても5年過ぎても無理かもしれません
確実にやる方法は小分けにする事
挫折の原因は大きな問題を一気にやろうとするからです。
こんどの休みの日に掃除しよう!
部屋を全部片付けてしまおう!
キレイにしてやろう!
そう思うのは理想が高くて素晴らしいと思うけど、やることがデカすぎます。
大義を背負ってやる必要はないです。辛いしキツイですから
とりあえずやろうと思ってることを10コくらいに分割してみてください。
まるまる1日かけて掃除とかしなくて良いんですよ、お風呂入る前の5分とかでもいいし、歯磨き中の3分間にとりあえずテーブルの上だけ片付けるか
という低い目標でいいです。 低すぎた方がイイです。
たとえば、全く知らない語学を学ぶとしましょう。タガログ語(フィリピンの言語)とか。
「タガログ語を学びたいから1年くらい留学しなきゃ!」とか思っちゃダメです(笑)
理想はいいけど現実的じゃないし、目標達成まで1年もかかるし、お金もかかるし、そもそもそのモチベーション維持できるんでしょうか?
最初はテキトーで良いのです。タガログ語の本とか買う必要もないです。ネットで1分検索すれば十分です。
日本語で1は「いち」だけどフィリピン語では何ていうのかな?
1は「イサー」で2は「ダラワー」か。
もーそのくらいのレベルで十分です。
「フィリピンに1年留学しなきゃ」って考えてたら、1と2の数字を覚えるのに数十万円かかってたことでしょうし、覚悟も必要だったかも。
これは極端だけど、それと同じこと日常生活でけっこうやってる事多くないでしょうか?
とくに完璧主義で何事もシッカリやらなきゃ、ちゃんとやらなきゃ、人さまに見せられるクオリティにしなきゃ、そうじゃなきゃダメだ!
そう思ってる真面目な人ほどこの落とし穴にハマりやすいです。 過去の私がそうですから
対策まとめ
エッセンシャル思考を実践するためには、些細なこと、瑣末(さまつ)なことを捨てていくことが重要です
それはつまり多くのものに「NO」と良い、ごく限られた重要なものに「YES」ということです。
断捨離がこの考え方に非常に似てます。 より多くの「いらないもの」を捨てて、ごく限られた「重要なもの」を残す。
まさにエッセンシャル思考。
仕事での人間関係や、プライベートの日常生活は人が相手だし、自分だけの問題じゃない部分もあってなかなか手がつけられない…そう思ったら自分で完結できる「掃除」・・・つまり断捨離からスタートしてみると良いです。
断捨離で本当に必要なものと、いらないもの(瑣末なもの)を分ける経験は日常生活や仕事での人間関係、仕事を受ける、受けないという判断にも応用できます。
だからオススメ。
とはいってもそんなイキナリは難しいよ
と、思って当然。
イキナリやる必要ないですし、イキナリやっちゃダメです。
毎日1分とか30秒とか、歯を磨くついでにやるくらいのテキトーな感覚で始めた方がいいです。
(それくらいテキトーに始めないとダメ)
完璧にやっちゃダメです。 完璧にやらない努力をするべきでしょう。
シッカリやらない努力と工夫を考えてみたり。
テキトーに中途半端にガサツにやる努力が必要です。
イキナリ大きいことをやってはダメです、ちっちゃくて「え?これでいいの?」くらいのことからスタートすればOKですから。
実践してみて、なにか生活が変わったらコメントください。
ではでは
おはようございます^ ^
繋がったかな?
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